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私は、もし自分が患者さんの立場なら、どうして欲しいかという想いを一番大切にしています。

 

白衣 立位もし歯科医師である私が、患者として診てもらうなら、、

  • 先ず、痛くしないでほしいです。
  • 予め納得できる説明をしてほしい。
  • 治療は丁寧に時間をかけて診てほしい。
  • 長くもつように、しっかりと治してほしい。
  • 治療後のメンテナンスも一生お願いしたい。

そういう皆様の想い、私は最善を尽くして叶えます。

”自分がして欲しいことを、他の人にしてあげなさい。”

私が研修したフロリダ州マイアミにある The Pankey Institute の生みの親、Dr. L.D.Pankey の教えです。皆様に、健康であることの喜びを感じていただけることが、私はなにより嬉しいです。

 

  • 先ず、痛くしないでほしいです。

痛くしないためには麻酔が必要です。でも痛くしないための麻酔が痛くては意味がありません。治療前にはその日の体調に合わせて約20分かけてゆっくりと優しく丁寧に麻酔をするので、麻酔中も、もちろん治療中も、痛みを感じることはありません。どうぞご安心ください。

  • 予め十分に納得できる説明をしてほしい。

虫歯も歯周病も、いわゆる細菌感染症であり、同時に生活習慣病でもあり、さらに咬み合わせとも密接な関わりがあります。ですから治療のためには、毎日の生活習慣の改善が欠かせません。お口の健康状態が、なぜ今のようになってしまったのか、このまま放置するとどうなるのか、改善するためには、どうしたらいいのか。歯科医師として私がどのようにお手伝いができるのか、治療という共同作業に際して、しっかりと十分な時間をかけて相談いたします。従来より治療と称して行われている、歯を削って詰める、被せるという行為は、実は病で失われた身体の一部の”修繕”にすぎません。本当の意味での”治療”には患者さんの積極的な参加が不可欠です。もちろん修繕する技術や材料・方法も大切です。その選択肢、メリット、デメリット、リスク、修繕の過程や結果など、毎回丁寧にご説明いたします。

  • 丁寧に時間をかけて診てほしい。

歯科では治療の品質と、治療に要する時間は比例するものです。マイクロスコープによる拡大視野で細部に注意を払い、集中して丁寧に治療を進めるためには、充分な時間が必要です。些細な細かい病巣を、シッカリ治療することを積み重ねた集大成が、卓越した成果を生むのです。短い時間では、よい治療ができる道理がありません。また複数の治療台にいる患者さんを掛け持ち治療するなど、集中できるわけがないのです。私は卓越した治療成果を出すため、常にお一人に集中して、充分な時間をかけ丁寧な治療をいたします。

  • ずっと長くもつようにしてほしい。

多くのクリニックが治療に保証期間を設けています。患者さんには一見、良心的で安心なイメージでしょう。しかし原因である生活習慣病を改善して治さずに、単に歯を削って被せたモノを保証しても、保証の切れた頃にはさらに悪化します。これは医療をモノ売りと同列で考えている歯科医のすることです。病気になった環境を放置して、壊れた器官を修繕し、モノ売りの発想で保証する、このような考えは全くナンセンスだと思います。一方、もしも歯科医が、技術的に不充分な治療をしたのなら、その責は何年経っていようが歯科医にある、と私は考えます。これは本来なら保証というよりも、むしろ倫理の問題です。良い健康状態で長期にわたり快適にお過ごしいただくために、治療に際しては常に出来る限りを尽くしておりますが、患者さんも健康の維持・増進のために、毎日の生活習慣を常に良好に保つ努力をしていただく必要があります。

  • 治療後のメンテナンスも一生お願いしたい。

もちろんです! 私は一度ご縁のあった方は、生涯おつきあいするつもりで拝見しております。当クリニックの患者さんには、治療後のメンテナンスで20年以上のおつきあい、という方が多数いらっしゃいます。毎日良い生活習慣を心がけ、お口のセルフケアに気を配っていても、長い人生では様々なトラブルがおこり得るものです。定期的なメンテナンスで初期のうちに、そのような病に至る変化をとらえ、未然に回避することが大切です。

 

 

このような医療を提供するために開業以来30年、私共は ”自由診療”  の専門クリニックとして診療いたしております。

  • なぜ ”自由診療” なのでしょう?

日本の保険制度では、全ての国民が健康保険に加入しています。重病や大怪我、あるいは高度な先進医療でも、比較的安価で、誰もが治療を受けることができる、世界に誇れる素晴らしい制度です。しかし歯科医療に限って言えば、治療の技術と経験・品質・丁寧さ・かかった時間や成果にかかわらず、歯科医師への診療報酬は一律に同額で、病名が同じなら、誰が治療しようが、どんなに時間をかけ高度な技術で丁寧に治療しようが、支払われる診療報酬は同じ、という制度なのです。例えて言うなら、イチローさんや大谷選手が大リーグで打っても、甲子園で高校生が打ってもホームランはホームランで、同じ1点、のような制度なのです。大学教授が診ても、卒業直後の研修医が診ても同じ金額です。しかもアメリカの5分の1から10分の1という安さです。卓越した技術や経験、習熟するまでの時間・努力・経費など、保険の診療報酬には全く反映されません。同じ病名なら誰が診ても、治療内容は決められた通りに、決められた順序で行うことが厳格に要求され、同じ報酬なのです。このような制度のもとでは、ゆっくりと患者さんの話を聞き、最新の知識と高度な治療テクニックを駆使して、歯科医学的に必要と診断される、あらゆる治療を時間をかけて全て尽くす、というわけにはいきません。残念ながら、丁寧に時間をかけて治療するよりも、手早く決められた手順で、たくさんの人数を診た方が経営的に良い、ということになってしまいます。

歯科治療とは、セラミック製クラウンの”売買”とは違います。治療は、プロフェショナルな知識と経験による、高度で繊細な”技術”そのもの、なのです。しかし、どのような治療をしても一律で低い報酬だとしたら、病院の経営に必要な利益を確保するためには、必然的に治療にかかるコスト(技術、時間、材料、品質、手間)を削る以外ありません。さらに日本では、他の先進国と比べて保険治療の報酬が極めて安価です。時間とお金をかけて勉強し、技術を磨いて経験を積み、良い薬材を使って丁寧な治療をすればする程、原価割れの赤字になってしまいます。ですが一方で、保険で安価に治療すると良心的と思われがちです。このような現状をハッキリと患者さんに伝えられず、本当に患者さんにとって最善の治療をしようとする、勉強熱心で良心的な歯科医師ほど、悩んでしまいます。そういう歯科医師にとっては、良心的な顔をしつつ本心と異なる処置を強いられてしまうからです。

決して歯科の保険が全て悪という意図はありません。安価で誰でも何かしらの処置が受けられるという制度には、それなりの意味はあります。また殆どの歯科医師は、保険のコストで許される範囲内で、患者さんのために最大限の努力をしているのです。保険診療もまた歯科医師の良心に支えられているのです。しかしながら医療にとって最も大切なこと、最も優先すべきこと、それは患者さんの健康と利益を第一に考えることではないでしょうか。そして、その目標に向かって最新の知識と経験、技術と機材で何ができるのかを充分に検討して話し合い、誠実に実行することだと私は考えます。残念ながら現在の保険制度のもとでは、それを実行しようにも画一的な治療しか選択できず、またコストの面からも現実的でないことは、歯科医師なら誰もが理解していることです。

そして、拝見する全ての患者さんに、常に卓越した治療を提供すること、実は、それは私たち歯科医師にとって非常に重要な意味があるのです。何故なら高度な技術と経験の蓄積は、日々の最善を尽くした治療の積み重ねによってのみ熟練して、向上するからです。

それはどのような職業であれ、技術を生業とする者にとっては、毎日、常に全力を尽くして取組むことで、自ずと技術と経験が向上し磨かれていくものだからです。

保険診療をしつつ、時々自費治療を行う診療と、拝見する全ての患者さんに毎日、自らの持てる全てを尽くして治療を行う診療。これらの技術や経験の、蓄積の差は明らかです。ですから自由診療で保険が使えない理由は、決してセラミック製の白い歯を売りたいからでも、高額な治療機器を使うからでもありません。目の前にいらっしゃる患者さんを、自らのことと同様に考えて拝見する、すなわち ”自分がしてもらいたいことを、他の人にしてあげなさい”  それを誠実に実行するためには、どうしても”自由”診療でなければならないのです。

患者さんにとって良いと思われる治療であれば、すべて卓越した技術で十分な時間をかけ、最善を尽くす。そのためには保険の制度に縛られない ”自由” が、どうしても必要なのです。保険のルールにある、あの治療は出来るけれど、この治療は一緒にできませんとか、この材料は同時に使えませんとか、そういう制限・制約の多い環境下では、目の前の患者さんにとって本当に必要な治療を選択できず、患者さんの利益を最大限に考えた治療プランをたてることが出来ません。さらに現在の保険制度では、1本の歯を治療する際に、一部の治療にだけ保険を適用することは禁じられています。現在の法律では、1本の歯の治療の一部は保険、残りは自己負担というのは、実は違法なのです。よく被せ物だけ白い歯で、と説明されている”自費”の治療は、そのような保険診療の延長として慣例的に行われているグレーゾーンと言えます。

ですから自由診療の自由とは、保険を使わないことによって、患者さんのベネフィットを最優先に考え、治療の品質と成果を確かなものにするため、どうしても必要な ”自由” なのです。私共が実践しているのは、そういう自由歯科医療です。実はこのような状況は、程度の差はあれ、世界の国々に存在しています。The Pankey Institute では、世界中から集まる歯科医師に向け、患者さんのことを第一に考えた、本当の自由診療を教えています。私は開業以来30年、そのDr. L.D.Pankey の教えを日々実践するとともに、日本の歯科医師の先生方に、その教えと自らの経験を伝承するための講演活動を行っております。もし歯科医師の方でこのHPをご覧になり、興味のある方は、Exceptional Dentistry Institute (一般社団法人 エクセプショナル デンティストリー研究会)のホームページをご参照ください。また私共のクリニックに初めてご来院の皆様には是非とも、以上のような歯科診療哲学を、あらかじめご理解・ご賛同いただいた上で、受診いただければ幸いです。